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クリップと属性の凡例

 

 

クリップ

スケッチ上に配置する各種クリップの意味を解説します。

クリップ 名称 用途
 
業務L1 レベル1の業務を表します。
 
業務L2 レベル2の業務を表します。
 
業務L3 レベル3の業務を表します。現場レベルの業務フローを描くにはこのクリップを使います。「ハンドオフの単位」と言いますが、誰かに仕事の依頼を受けてから、その仕事を他者に受け渡すまでを一つの業務として定義することを推奨します。
 コールスクリプト.png コールスクリプト レベル3の業務において、コールセンターやインサイドセールスの業務を描く際、電話対応時の”セリフ”を定義するために使います。話す内容をそのまま名称に記入してください。
 
業務L4 レベル4の業務を表します。レベル4の記述は必ずしも必須ではありません。必要な場合に限り、一担当者が行う手順またはシステムが自動実行する処理を描く用途としてご利用下さい。
 
イベント 業務の開始条件、終了条件、分岐条件、合流条件を表します。全ての業務L3の前後にはイベントを明記することを推奨します。
 
情報 業務に対するインプットやアウトプットとなる情報(またはデータ)を表します。「見積」「注文」「指示」など、業務上で行き交う情報を概念的に表現します。
 
帳票 業務に対するインプットやアウトプットとなる帳票を表します。帳票は情報の一種とも言えますが、紙またはエクセル/ワード/PDFなどにより固定的なレイアウトで定義された単票やレポートには「帳票」を使って下さい。
 
画面 業務で利用されるシステムの画面を表します。画面名または機能名を名称に記述してください。システム名は属性に記述すると、画面の左上に表示されます。
 
業務ルール 当該業務で準拠すべき規程や適用される業務ルールを表します。決裁権限規程、見積申請基準、価格設定ルールなどが該当します。
 
モノ その業務で取り扱う物品や現金を表します。受領・入庫・消費・(現金)入金の場合は業務へのインプット、生産/加工・出庫・出荷・(現金)支払の場合は業務からのアウトプットとして配置します。
 
リスク 内部統制(J-SOX)にも対応する業務フローを作成する場合、財務リスクの在処をこのクリップで表現します。リスク名称には R01, R02・・・といったコードを付与し、内容はクリップ属性の説明欄にご記入下さい。リスク・コントロールを業務フローに明記することによりRCM(リスクコントロールマトリクス)の出力に対応する予定です。
 
コントロール 内部統制(J-SOX)にも対応する業務フローを作成する場合、財務リスクに対する統制(コントロール)の所在をこのクリップで表現します。コントロール名称には C01, C02・・・といったコードを付与し、内容はクリップ属性の説明欄にご記入下さい。リスク・コントロールを業務フローに明記することによりRCM(リスクコントロールマトリクス)の出力に対応する予定です。
 
KPI 業務フローでは、その業務で測るKPIを表します。量、頻度、リードタイムの始点・終点を業務のアウトプットとして配置します。白板では、「戦略」や「施策」の評価指標として配置します。
 
XOR条件 プロセスの分岐・合流時の条件を表します。
XOR (エックス オア)条件は、排他的な分岐または合流です。”A” XOR “B” という場合、”A” または “B” となります。
 
AND条件 プロセスの分岐・合流時の条件を表します。
AND条件は、並列的な分岐または合流です。”A” AND “B” という場合、”A” 且つ “B” となります。AND条件で分岐する場合は、その先の全てのパスが並行して走ります。AND条件で合流する場合は、全ての前工程の仕事が完了するのを待ってから、次工程が開始されます。
 
OR条件 プロセスの分岐・合流時の条件を表します。
”A” OR “B” という場合、”A”, “B”, “A且つB”, または “そのいずれでもない” という可能性を表します。
 
気づき 業務に対して「問題だ」と思うこと、「改善余地がある」と思うことを「気づき」として記述します。付箋を貼る様に、関係する業務の周辺に配置して下さい。記述する文章は、この付箋だけを読んで内容がわかる様に書きましょう。
 課題.png 課題 スケッチタイプ="白板"で利用可能です。「気づき」を白板にコピーしてグルーピングした上で、「課題」を定義します。
 施策.png 施策 スケッチタイプ="白板"で利用可能です。「課題」に対する対応策として「施策」を定義します。
 戦略.png 戦略 スケッチタイプ="白板"で利用可能です。「課題」や「施策」を検討するにあたり、その上位にある組織としての戦略体系を表現する際に使います。
 アプリケーション.png アプリケーション スケッチタイプ="IT設計"で利用可能です。 業務フローに現れた画面をIT設計にコピーし、アプリケーション別の機能階層図や画面遷移図を作成する際にご利用ください。
 エンティティー.png エンティティー スケッチタイプ="ER図"で利用可能です。 エンティティー同士の関係性をER図として作図する用途でご利用ください。
 アイテム.png アイテム スケッチタイプ="ER図"で利用可能です。 エンティティーの中の項目を表します。エンティティーを置くとデフォルトで3項目が付いていますが、それでは不足する場合に、アイテムをエンティティー内にドラッグして追加します。
 
メモ スケッチ作成やレビュー時における備忘、ちょっとしたコメントについては「気づき」ではなく、「メモ」をご利用下さい。「メモ」はスケッチの完成・公開時までには削除される前提とすることをお勧めします。
 
四角形 クリップの背景や装飾として利用する用途として「四角形」を用意しました。クリップを右クリックし「背面に移動」させ、背景としてご利用下さい。
 
テキスト スケッチ中に文字で補足情報を付記するために利用します。
 
フレーム スケッチ中の一部分 (複数のクリップ) をフレームで囲うことにより、その部分に固有のURLを発行することが出来ます。そのURLを外部から呼び出すと同スケッチの該当領域が画面中央に表示されるようになります。



属性

クリップに対して用意されている属性項目の利用用途を解説します。すべてのクリップタイプに共通の属性と、クリップタイプ毎に固有の属性があります。

テキスト型の項目は255文字までの文字数制限があります。

クリップタイプ 属性 型/選択肢 用途
共通 (全てのクリップタイプに共通して存在する属性です) 名称 テキスト クリップそのものに対する名称です
  ID テキスト クリップを台帳管理する場合のユニークなID (識別子) としてご利用下さい。特に、画面、帳票、業務ルールなどにはIDを振って管理することが一般的です。IDはスケッチの保存後はクリップの左上に表示されるようになります。
  説明 テキスト クリップが表す対象についての定義を記述する欄です。業務であれば業務概要、システムに関わる対象(画面、情報、帳票等)であれば機能概要を記述する欄としてご利用下さい。
  補足 テキスト 備考、注意事項、具体例など、補足説明欄としてご利用下さい。
  リンク テキスト 外部ファイルやWebサイトのURLを記入し、そのコンテンツを呼び出すために使います。リンクが保存されると、スケッチの表示モードではクリップをダブルクリックすることにより、指定したコンテンツが開きます。クリップに対して下位のスケッチを割り当てる場合にも、リンク属性を利用します。
業務L1, L2, L3, L4 所要時間 整数 その業務1回あたりにかかる平均的な所要時間です。
  時間単位 '月', ‘日', ‘時間’, ‘分’, '秒’ 「所要時間」に記入した数値に対する単位を指定します。
  業務サイクル ‘年次’, '半期', ‘四半期’, ‘月次’, ‘週次’, ‘日次’, ‘都度’ その業務が繰り返される頻度を指定します。定期的な業務ではない場合は'都度'を指定します。
  処理区分 ‘マニュアル処理’, ‘自動処理(リアルタイム), ‘自動処理(バッチ)’ その業務が人の手で実行される場合は'マニュアル処理'、システムによって自動実行される場合は'自動処理(リアルタイム)または(バッチ)'を指定します。
  属人化度 ‘高', ‘中’, ‘低’  実行担当者への依存度を高・中・低で仕分けします。属人化度が高い業務が多いことは組織のリスクとなりますので、仕分けした上で、計画的に対応策を検討しましょう。
情報 機能要件 テキスト システム要件定義や外部設計へのインプットとして、当該データに対する要件を箇条書きにする用途でご利用下さい。
  分類 テキスト システム要件定義や外部設計へのインプットとして、マスタ/トランザクション/インターフェース等を一覧化する際の分類項目(業務領域/Scope/Phaseなど)としてご利用下さい。
  受渡手段  ‘システム経由’, ‘口頭', ‘電話’, ‘その他’  情報の受け渡しは昨今ではほとんどシステム経由で行われますが、いまだに「口頭伝達」や「電話のやりとり」が残っている箇所は課題の源泉です。そのためのマークとしてご利用下さい。
  情報類型 ‘マスタ’, ‘トランザクション’, ‘インターフェース’, ‘レポート’, ‘フォーム’  業務プロセスにおいて作成、参照、更新、保管される情報は、この選択肢に示すような種類に類型化できます。システム開発/運用のためにマスタ一覧、トランザクション一覧、インターフェース一覧などを取得したい場合にご利用下さい。
  媒体 テキスト 当該データがシステム間で連携される場合、インターフェースのファイル形式(CSV, XML等)を指定する項目としてご利用下さい。
  業務主管 テキスト 情報の中身に対してどの部署が責任をもっているかを明確にするための項目です。特に、主要なマスタには主管部署を決めておくことを推奨します。
  システム名 テキスト 情報が格納されているシステムを明記します。システム化されていない場合は空欄としてください。
  保存期間_年 整数 トランザクションデータには法令上の保存期間が定められることがあります。そのための項目です。
帳票 機能要件 テキスト システム要件定義や外部設計へのインプットとして、当該帳票に対する要件を箇条書きにする用途でご利用下さい。
  作成手段 ‘専用ツール’, ‘Web’, ‘エクセル’, ‘手書き’, ‘その他’ 帳票をどのように作っているかを表します。
  受渡手段 ‘専用ツール’, ‘Web, ‘メール’, ‘郵送’ ‘FAX’, ‘手渡し’, ‘物品添付’, ‘その他’ 帳票を作った後、それをどのように他者に受け渡しているかを指定します。郵送、FAX、メール、手渡しは減らしてゆく対象です。
  媒体 テキスト 当該帳票がシステムから出力される場合、出力ファイル形式(PDF, CSV, XML等)を指定する項目としてご利用下さい。
  業務主管 テキスト 帳票の保管についてどの部署が責任をもっているかを明確にするための項目です。
  システム名 テキスト 帳票を出力するシステムを明記します。システム化されていない場合は空欄としてください。
  保存期間_年 整数 外部帳票には法令上の保存期間が定められることがあります。そのための項目です。
画面 機能要件 テキスト システム要件定義や外部設計へのインプットとして、当該画面に対する要件を箇条書きにする用途でご利用下さい。
  分類 テキスト  システム要件定義や外部設計へのインプットとして、画面を一覧化する際の分類項目(業務領域/Scope/Phaseなど)としてご利用下さい。
  業務主管 テキスト その画面/機能に対する要求部門です。
  システム名 テキスト その画面/機能を提供しているシステム名です。
  サブシステム名 テキスト その画面/機能を提供しているサブシステム名です。
  システム主管  テキスト  業務からの要求に応じ、その画面/機能を開発、保守、運用してくれる部門です。
業務ルール 規程名称 テキスト  業務ルールが社内の正式な規程の場合、その正式名称を記載します。
  業務主管 テキスト その業務ルールを定めている部門です。
気づき ステータス ‘検討中’, ‘対応中’, ‘対応済’, ‘評価完了’ , ‘保留中’, ‘中止’ 収集した気づきを仕分け、優先度を付けて対応してゆく段階では、ステータスを管理したくなりますのでご利用下さい。
  重要度  ‘高', ‘中’, ‘低’ 気づきを仕分けする観点です。
  優先度 ‘高', ‘中’, ‘低’ 気づきを仕分けする観点です。
  難易度 ‘高', ‘中’, ‘低’ 気づきを仕分けする観点です。
  業務主管 テキスト どの部署からのご指摘かを記録し、カテゴライズしたい場合にご利用下さい。
  QCD 'Q', ‘C', ‘D’  気づきを仕分けする観点です。QはQuality(品質)、CはCost(原価・費用)、DはDelivery(納期・時間)です。
課題 ステータス ‘検討中’, ‘対応中’, ‘対応済’, ‘評価完了’ , ‘保留中’, ‘中止’ 設定した課題を仕分け、優先度を付けて対応してゆく段階では、ステータスを管理したくなりますのでご利用下さい。
  重要度 ‘高', ‘中’, ‘低’ 課題を仕分けする観点です。
  優先度 ‘高', ‘中’, ‘低’ 課題を仕分けする観点です。
  難易度 ‘高', ‘中’, ‘低’ 課題を仕分けする観点です。 
  業務主管 テキスト どの部署からのご指摘かを記録し、カテゴライズしたい場合にご利用下さい。
施策 ステータス ‘検討中’, ‘対応中’, ‘対応済’, ‘評価完了’ , ‘保留中’, ‘中止’ 定義した施策を仕分け、優先度を付けて実行してゆく段階では、ステータスを管理したくなりますのでご利用下さい。
  担当 テキスト 施策の推進担当者です。
  期日 日付  施策の実施期日です。
  業務主管 テキスト どの部署の責任として実施してゆくかを定義し、カテゴライズしたい場合にご利用下さい。
戦略 分類 テキスト 戦略を一覧化する際の分類項目としてご利用下さい。
  ステータス ‘検討中’, ‘対応中’, ‘対応済’, ‘評価完了’ , ‘保留中’, ‘中止’ 策定した戦略を仕分け、優先度を付けて対応してゆく段階では、ステータスを管理したくなりますのでご利用下さい。
  担当 テキスト 戦略の推進担当者です。
  期日 日付 戦略の実現期日です。
  業務主管 テキスト どの部署の責任として実施してゆくかを定義し、カテゴライズしたい場合にご利用下さい。
アプリケーション 分類 テキスト システム要件定義や外部設計へのインプットとして、アプリケーションシステムを一覧化する際の分類項目(業務領域/Scope/Phaseなど)としてご利用下さい。
  業務主管 テキスト そのアプリケーションシステムに対する要求部門です。
  システム主管 テキスト  業務からの要求に応じ、そのアプリケーションシステムを開発、保守、運用してくれる部門です。
エンティティー 分類 テキスト システム要件定義や外部設計へのインプットとして、エンティティーを一覧化する際の分類項目(業務領域/Scope/Phaseなど)としてご利用下さい。
  システム名 テキスト そのエンティティーが実装されているシステム名です。
  エンティティー類型 ‘リソース’, ‘イベント’, ‘情報’ エンティティーを、マスタ類は「リソース」、トランザクション系は「イベント」、集計やストック系は「情報」として類型します。
アイテム 分類 テキスト システム要件定義や外部設計へのインプットとして、エンティティーの項目を一覧化する際の分類項目(業務領域/Scope/Phaseなど)としてご利用下さい。
  キー区分 ‘PK’, ‘FK’ 当該項目が主キーの場合は「PK」、外部キーの場合は「FK」を選びます。
  テキスト  当該項目のデータ型です。 
  桁数 テキスト  当該項目の桁数です。 
  値の例 テキスト  当該項目の実データをサンプルとして記述します。 
コールスクリプト 分類 テキスト コールスクリプトを分類する用途でお使いください。 
メモ 分類 テキスト メモもパレットで一覧化することができます。その際の分類項目(指摘/検討事項/備忘など)としてご利用下さい。

 

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